家族で漁業している者です。
出漁準備の風景をスマホで撮影しました。
沖縄県では旧暦の5月1日、6月1日、7月1日、8月1日にスク(アイゴの稚魚)が沖合からイノー(礁地)に押し寄せます。毎年、押し寄せるというものではなく、来たり来なかったり、水揚げされる場所も変わり、生態についても未だ解明されていません。
そのスクは小学校の国語教科書で学ぶ「スイミー」のような小魚です。そのため、キメの細かい「スク網」を用いて追い込み漁を行います。
追い込み漁には欠かせない「スク網」。
破れている箇所を手縫い修繕している様子です。口に加えているのは煙草ではなく、「アグイ」という手編みする際に使用する道具になります。
沖縄県のみの「スクの追い込み漁」。
その時期の風物詩と言えるかと思います。