☆初めまして!多良間島のあっきーです☆
みなさま初めまして。今回から連載を担当いたします、多良間島在住の「あっきー」こと、登(のぼり)彰子と申します♪多良間に移住して3年近くがまたたく間に過ぎ去り、島のこともなんとなく分かってきたかな?・・・でも、島の方に言わせると、私は「まだまだ勉強中!」の、フリーガイド・フリーライターです。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
【多良間村って、どんな村?】
多良間村は、人口約1,100人の多良間島(19.75k㎡)と、人口3人の水納島(2.15k㎡/東京ディズニーリゾートとほぼ同じ広さ!)からなる、小さな村です。沖縄本島から南に約330km、宮古島と石垣島に挟まれている小さな楕円形の島で、実は台湾の方が沖縄本島より距離が近いのですが、そのことは意外と知られていなかったりもします。
内地からのアクセスは、飛行機でまず宮古島に入って頂き、宮古空港から1日2便・20分のフライトor宮古島平良港から1日1便・2時間のフェリーたらまⅢ(日曜日運休)をご利用頂くのが一般的です。今年の1月から石垣島からも週に2便(土・月)飛行機が運航しているため、石垣島からのアクセスも良くなって嬉しい限りです!
島の主産業は農業・畜産業です。サトウキビから生産される「黒糖」が特に有名で、黒糖の生産量は沖縄県の中でなんと45パーセント!堂々の全国一位を誇っています。製糖時期の12月~3月には、製糖工場だけでなく、島中が黒糖の甘い香りに包まれます。黒糖を使った揚げ菓子の「たらまんぼー」や、村の花である「たらま花(紅花)」を使った「たらま七味」・「たらま花茶」が特に人気です。たらま花茶は今の時期は冷たくして飲むととても美味しいですよ!
畜産業では、肉牛・ヤギ肉の生産が盛んに行われています。島内で「奈良の鹿」よろしくあちこちで見かける愛らしいヤギたちは、私にとっては癒しの存在でもあります。島の皆様は「ヤギ肉は美味しい♪」とおっしゃいますが、ヤギは食べるより愛でる派な私です(笑)。
【というか、あっきーって何者なの?】
あっ! 島のことを語る前に、自分の詳しい自己紹介がまだでした。
一言で言いますと「都会に疲れて沖縄の癒しの離島に流れ着いた元ナイチャー」です(笑)。
兵庫県出身の父と東京都出身の母の間に次女として横浜に産まれ(二人姉妹)、新聞社の記者だった父の転勤の関係で一時期は兵庫県西宮市にも住んでいました。
人生の大半を横浜で過ごしましたが、父のDNAを色濃く受け継いでおり、「油断すると関西弁」「人の話にすぐオチを求める」「何についてもボケを忘れない」「初対面の人との距離感がバグっている(近い)」という、見事に関西風なアイデンティティーに仕上がっており、これが現在のガイド業・ライター業にも生かされているように感じます(笑)。
横浜で働いていた2021年春、もともと趣味のダイビングで訪れていた多良間島に「地域おこし協力隊」の募集があることを知り、毎日の通勤ラッシュにもまれながらの会社員生活に日ごろから疑問を感じていたこともあり即応募。最初は渋い顔をしていた母も「あなたは一度決めたら昔から譲らない子だから…」と移住を認めて(?)くれ、無事に多良間村民になることが出来ました。
現在は地域おこし協力隊を任期満了で卒業し、引き続き多良間村に定住。任期中から取り組んでいた「観光ガイド」の仕事をメインに、ありがたいことに日々忙しくしております。
※ガイドの予約はお早めにどうぞ☆1日コース・半日コース、色々アレンジいたします!
【多良間村との運命的な出会い☆】
先程もお伝えした通り、趣味はダイビング&一人旅!内地に住んでいたころは、長い休みが取れると毎年1回は必ず、「ごほうび」で沖縄にダイビングに来ていました。
本島よりも離島派(離島の雰囲気が好き)で、「いつか沖縄の離島を全て制覇してやるゾ」と一大決心。与那国島や石垣島、宮古島などの大きな離島はもちろん、西表島、久米島、波照間島なども。時間を見つけては多くの離島を潜ってきました。
そのような日々を送っていた私に訪れた運命の時は、石垣島を潜った後の機内。眼下に見える小さな楕円形の島。「あの島にもダイビングショップはあるのかな?」と気になり検索。元々小さな離島が大好きだった私、その「多良間島」に来年は行こう!と決意したことが運命の始まりでした。
空港へ降り立った時、外の草むらにいた白い物体(ヤギ)と目が合って「めぇ」と挨拶をされた(気がした)ことで、「なんと平和な島なんだろう(笑)」と。ひたすらサトウキビ畑とフクギ並木が続くのどかな風景を車窓から眺めながら、「今まで訪れた沖縄のどの離島とも全く違う。私の好きな島だ」と、確信に近い予感をしていました。
こういった予感はほぼ100%当たるのが私。海も人もヤギも、全てが自分に「ドンピシャ」。翌年からは「離島全制覇!」の目標はどこへやら、多良間へダイビングで6年通い続けて、ついには移住。まさに運命の出会いとしか言いようがないですよね。
次回からは私が運命を感じた「多良間島」の生活や文化、観光について、楽しくお伝えしていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。