富盛区十五夜祭【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】
皆さん、こんにちは。今回は9月15日にございました八重瀬町富盛区の「十五夜祭り」についてお話しさせて頂きます。
本年御縁を頂き、八重瀬町富盛区の十五夜祭りに参列いたしました。十五夜祭りとは、五穀豊穣と区民の無病息災を祈るお祭りです。
沖縄県下では、珍しい町指定無形文化財の「唐人行列(トーンチュジュネーイ)」「大和人行列(ヤマトンチュジュネーイ)」「女行列(ヨンシー)」などが有名であります。
また今年は、琉球王国時代第18代国王の尚育王が島尻郡を巡視した際に詠まれた琉歌「八重瀬見下しの 野山うち続き 空に たなびきゆる 村の霞 」の歌碑が公園広場に整備されました。この歌は尚育王が島尻郡を巡視した際、八重瀬岳に立ち寄り、四方の景色を見下ろした時に詠まれた歌であろうと言われております。
私は十五夜祭の昼の部から参列させて頂きましたが、始まる前から雨が降っており、途中とても土砂降りの雨となりました。
しかし皆様、雨の中を一生懸命、小学生から~老若男女問わず演目に臨まれていました。
この皆様方の熱い想いが、富盛区十五夜祭りを支えているのだと確信いたしました。
また、新垣安弘町長様、石川勝弘副町長様、
八重瀬史編集者の石川様に御祭りが始まる前にお話しを伺え有り難く思いました。
[写:筆者と新垣安弘町長、石川勝弘副町長、八重瀬史編集者の石川氏]
この富盛区十五夜祭は区民皆様方の力により護られ、継承されております。伝統を大切にされ、継承頂ける事を有り難く思います。
来年の富盛区十五夜祭には、ぜひとも多くの方に観に来て頂きたく思います。
【筆者】
尚 衞(しょう まもる)
尚本家第23代当主。
1950年生まれ。
玉川大学卒業後、アメリカアラバマ州、サンフォード大学(Samford University in Birmingham Alabama U.S.A)にてMBA取得。
一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会の代表理事を務める。
◆一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会
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