投稿日:2020.11.22

琉球藩王冊立の詔【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】

琉球藩王冊立の詔【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】

皆さん、こんにちは。
先日、麗沢大学東京研修センターで、「みことのり普及の會」研究會にて 代表理事がメッセージを寄稿させて頂きました。
研究會テーマ「琉球藩王冊立の詔」についてでございました。
「みことのり普及の會」は平成六年に結成され、森清人著「みことのり」をテキストにより歴代詔勅を研究し、「みことのりの精神」を広く認識して頂く為の活動をなされております。今回は「琉球藩王冊立」と言うテーマでございまして、尚本家の当主もどの様に言及すべきか悩んでおりました。
歴史を鑑みますと、このテーマは尚家にとりまして、一番難しい部分を内包しております。この後、琉球王国が日本国に組み込まれていく政治的課程の琉球処分までの流れと連なるからでございます。
現当主で当社団法人の代表理事は先人の泰王の御心に思いを巡らせまして、文書を寄稿させて頂きました。
新型コロナウイルスが流行する中にありますが、研究會の活動は盛況であられますこと承り、多くの方に琉球国の事を認識して頂けましたことは、まことに有りがたく存じます。
また尚家として、琉球処分後の当主の様々な想いもお伝え出来たこと、そしてその様な歴史があった事を皆様に広くご認識頂く機会を得ましたことに、心から感謝を申し上げます。
今まで、琉球処分の件につきまして様々なご意見を頂きましたり、中には当主の判断を否定的に考えている方がいらっしゃる事も理解をしております。
しかし、尚本家としては歴史は歴史として認識を致しまして、新しい沖縄の為に様々なご意見の方々とも歩み寄り、融和できたらと願ってやみません。

「みことのり普及の會」
毎月1回の研究会を行っております。
ぜひお問い合わせ頂きまして御参加下さい。
〈問合先〉
Komasato@juno.ocn.ne.jp
お問い合わせはみことのり普及の會研究會についてとお入れ下さい。

 

 

筆者:尚 満喜(しょうまき)
1984年生まれ。
自由が丘 産能短期大学卒業
神職資格を取得し、現在は東海地方にて神職として神社に奉職しながら一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会の副代表理事を務める。

◆一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会
https://ryukyu.or.jp