日本最西端を訪れる「鳥の人」「虫の人」
与那国島を訪れる旅人の目的はさまざま。国境の島に来てみたい、馬が好き、ダイビングをしたい…。それ以外にも、はっきりとした目的があり、繰り返し島を訪れる人々がいます。たとえば、「鳥の人」と「虫の人」。
バードウォッチングが目的の「鳥の人」は、たいてい長い望遠レンズをつけたカメラを携えています。ミト池や田原川、比川集落の水田など、水のある場所で見かけることが多いです。与那国には南から西から海を飛び越え、渡り鳥が次々に飛来します。季節ごとに様々な鳥と出会うことができます。
林道や山の中で、大きな捕虫網を持ち夢中になって探しているのが「虫の人」です。与那国は虫を愛する人にとっても楽園。世界最大の蛾「ヨナグニサン」をはじめ、この島でしか出会えない珍しい虫がたくさんいるからです。
記者:クユ(与那国町)