テキスタイルデザイン「ハビラ」は、琉球・奄美大島旧家大和家に伝わった神衣裳「ハビラ ハギギン」をオマージュしたデザインになっています。
※三角形は蝶を表し、蝶は神の使い、吉兆を呼ぶと言われ琉球方言で「ハビラ、ハビル、ハベル」と言います。
琉球王朝第二尚氏時代(江戸時代)の神衣裳「ハビラ ハギギン」は、奄美大島旧家大和家に伝わった琉球王朝時代の神衣裳です。神衣裳「ハビラ ハギギン」の「ハビラ」は蝶で、「ハギ」は継ぎ接ぎ、「ギン」は衣裳の意味があります。蝶を表す三角形の布には、中国、日本、琉球の様々な染織りの布が使われており、琉球王朝時代の祝女、ノロの生活水準が高く、海外交易が盛だったことがわかります。琉球王朝時代、祝女・ノロが村祭祀で身につける装身具に「玉ハべル」があり、蝶を表す三角形の布がいくつも取付けられています。
「蝶」「ハビラ、ハベル」を表す三角形をジオメトリック(幾何学模様)、立体的に構成しました。神衣裳「ハビラ ハギギン」をオマージュし長寿を願う吉祥デザインとなっています。