投稿日:2020.08.29

琉球古典音楽アートパフォーマンス

琉球古典音楽アートパフォーマンス

HOTEL ANTEROOM NAHAさんからのお声がけで、琉球古典音楽のアートパフォーマンスが開催され、ホテルロビーで沖縄県立芸術大学の照屋綺恵さんによる歌三線が披露されました。

これは、演奏の機会を失った若手アーティストに演奏の場を提供するなど、若手芸術家の育成と支援に取り組んでいるHOTEL ANTEROOM NAHAが主催の取り組みです。

披露した歌は全部で4曲。
その中のひとつの歌詞をご紹介します。

恩納節(うんなぶし)

歌詞「恩納松下に禁止も碑の立ちゆす 恋忍ぶまでも 禁止やないさめ」
歌意「恩納番所の松の木の下に村の禁止事項の掲示板があるが、たとえ禁止とあっても、人への恋の気持ちや想いは止めることはできない(人を想う気持ちまで禁止にすることはできない)」

“沖縄本島に伝わる民謡で、 「かぎやで風節」と共に祝儀曲としても使われたりします。三線をこれから始める、という方がいたら、この曲はとても弾きやすい曲ですので、おすすめです。

照屋綺恵さんプロフィール

・2000年6月16日生まれ
・沖縄県 読谷村出身
・師匠は 神谷美枝子

・読谷村立古堅中学校卒業
・沖縄県立コザ高等学校 卒業
・沖縄県立芸術大学 音楽学部
琉球芸能専攻 古典音楽コース二年次

・琉球古典音楽ユニット
「Re:finesse~リフィネス~」を3月に結成

小学校1年生の頃から三線を習い始める。
高校一年生の時にグローバルリーダー育成海外短期研修事業「沖縄県高校生芸術文化国際交流プログラム」に選ばれ、シンガポールとマレーシアで公演を行った。
大学入学後は、山内昌也教授と一緒に「琉球古典音楽の世界」の演奏会などを沖縄県立博物館・美術館で開催。
他にも、古典音楽の魅力を伝えるために、三線と箏(同じ芸大生の大城綾音)で琉球古典音楽ユニット「Re:finesse~リフィネス~」を結成し、「HOTEL ANTEROOM NAHA」や「星のや沖縄」でも演奏活動をしている。

<受賞歴>
・琉球古典野村流保存会賞
・第4回沖縄県高校生郷土芸能ソロコンテスト
三線部門 金賞
・沖縄タイムス伝統芸能選考会(新人賞、優秀賞)

<今後のパフォーマンスの予定>

・HOTEL ANTEROOM NAHAさんでの活動は不定期
・9月にも沖縄県立博物館・美術館で演奏予定