幻といわれていた酒造所も!?沖縄南部 エリアの 酒造所をご紹介
各地域の酒造所を紹介するレポートですが、今回は那覇市南部や、八重瀬町、糸満市、豊見城市といった、沖縄本島南部の酒造所をご紹介します。
このエリアにはおよそ13の酒造所があります、さて見てみましょう
まずは、おなじみ『久米仙酒造』久米島出身の創業者が会社設立とともに代表銘柄「久米仙」の販売を始め、1977年にはそれまでになかった斬新なデザインの卓上グリーンボトルを発表しました。県内だけでなく県外の人にも知られるようになり、若者や女性など新たな泡盛愛好層を開拓して、泡盛普及の一翼をになった酒造所です。
次は、糸満市にある『上原酒造』、創業当時、酒造場近くの「ンブガー(神の泉)」と呼ばれる一年中枯れることのない神聖な泉(井戸)があり、その水を使った酒造りを行っていたということです。
1994年に泡盛業界では初のマイナスイオン技法を導入し、工場敷地内はもとより製造工程のあらゆる過程に利用して「健康で体に優しく、美味しい泡盛」造りを行っています。
マイナスイオン技法を導入後、泡盛鑑賞会の県知事賞を連続受賞するなど、高い評価を得ています。
同じく糸満市にあり老舗の蔵元として、東京農大と共同で同大学の醸造科の花酵母を活用した新商品の開発や、戦前の麹と酵母で商品の開発など、新商品の開発や品質向上を追及するなど、さまざまな取り組みを行っているのは『まさひろ酒造』です。ここは創業100周記念事業の一環として、糸満市西崎にある3000坪の工場敷地内に「泡盛歴史資料博物館」を常設し、戦前・戦後に使用していた泡盛造りの道具類や泡盛にまつわる貴重な歴史資料など、一般のお客様に開放し泡盛文化の普及に努めています。
他にも、生産量の6割を古酒造りにあてている『津波古酒造』や、約20年間小売をせず同業者や酒造協同組合への桶売りを専門に行っていた時期があり幻といわれていた『宮里酒造所』など興味深い酒造所がありますよ。
「琉球泡盛」(http://okinawa-awamori.or.jp/labels/)では泡盛ラベル検索があるので、気になった泡盛を是非チェックしてみてくださいね!
【情報提供】
もっと泡盛を知る、愉しむポータルサイト「琉球泡盛」
http://www.okinawa-awamori.or.jp