投稿日:2024.07.02

☆「夏女」あっきーがお届けする、The二次離島あるある☆

 みなさまこんにちは、ご無沙汰でしたがお変わりありませんか?

私の住む多良間は梅雨明け後、沖縄名物(?)のスコール(多良間では「かたぶい」と言います)に翻弄されながら、夏本番を感じております。

そして、沖縄の梅雨が明けた6月下旬は私の誕生日でした♪内地に居た頃は、「夏生まれじゃなくて梅雨生まれなんだよね(笑)」とネタにしていた私も、ここ沖縄では「夏生まれ」を堂々と名乗ることができます!やった~!!

私の大好きな海岸「宮古市の森」。海のブルーが夏色!!!

【二次離島住みあるある、ってたくさんあるんです】

 さて、今回も皆様きっと興味があるはず!題して「The二次離島住みあるある」をご紹介していきたいと思います!(パチパチパチ)。

  「二次離島」とは、「本土(沖縄なら沖縄本島)から、直行(1回)で行くことが出来ない島」という定義です。沖縄でいうと、石垣島や宮古島、久米島、粟国島などは那覇から1回で行くことが出来るので二次離島には該当しないのです。  沖縄県で二次離島に該当するのは、宮古島・石垣島からしか渡れない多良間島をはじめ、石垣島から高速船やフェリーに乗らないと行けない西表島や波照間島など、実は結構あるんですよ。(与那国島も二次離島のはずなのですが、那覇からの直行便があるので区分けが難しいところです・笑)

いつもお世話になっております多良間空港、空の玄関口です!
では、前置きが長くなりましたが・・・二次離島あるある、いってみましょう!!!

【島に空港がある、というと驚かれる(慣れました)】

 前回のコラムでもご案内しましたが、多良間島へのアクセスは、「宮古島からの飛行機とフェリー」、「石垣島からの飛行機」、と3パターンあります。私は仕事や帰省で飛行機を利用することが多いので、海況によっては欠航することの多いフェリーの移動はなるべ避けて、飛行機を利用しています。フェリーも南の島々の旅情を感じるにはとっても素敵なので、いつか時間を気にしなくていい時に乗ってみたいなと思っています!

多良間空港の愛称は、「かりゆす多良間空港」。「かりゆし」がなまったもので、めでたいという意味以外に「ご安全に!」という意味もあるそう。

 仕事柄、内地の方や沖縄本島にお住まいの方とお話しすることがあるのですが、「多良間から飛行機で来ました」と伝えると、「多良間島って空港があるんですね!」「船でしか行けないと思っていました」と驚かれる方が約3割(私調べ)。おそらく、「二次離島=船旅(そして不便)」のようなイメージをお持ちだからかと思うのですが、意外と二次離島には「空港」があるんです!

 多良間もそうですが、石垣島からアクセスできる波照間島・与那国島にも空港があります。特に、波照間島のフェリーはよく揺れることで有名なので(私も乗ったことあり)、船が苦手な方には飛行機はありがたいのではないのかなと思います♪

【自家用車・自転車を島の人に把握されている(これも慣れました)】

 島に来てから日常の移動用に通信販売で自転車を買いました。そして、仕事で遠出するようになってからは、島の方から中古の軽自動車を破格でお譲りいただき、所有しています。家の前の駐車場にバーンと停まっている我が愛車・・・。私の家をご存じの島民の方なら、「あぁ、あれがあっきーのクルマだな」ということがインプットされるということになります。そうしたときに何が起こるかと言いますと・・・「車で出かけるだけで、私の行動や存在を特定される」、あるある。

車がないと、なかなかこの景色は見られません★

例えば、

1.ダイビングのため港まで器材を載せて行き、ダイビング終了まで港に停車しておくと、翌日「昨日ダイビング行ってたやね!」と顔見知りのおじぃに声を掛けられる(話が弾む)。

2.内地から女友達が来て島内を車で案内していた翌日、「昨日一緒にいた子、内地の友達?今日良かったら一緒に飲みにおいで~」などとお誘いを受ける(友達喜ぶ)。

3.港へ宅急便の荷物を取りに行くと、私の車を見ただけで港の係員さんが「はい、あっきーさんの荷物ね!」と渡してくれる(これもありがたい)。

 小さい島ということもあり、島全体で「見守られている感」がすごくあります。皆さんの中にはもしかして、こういった雰囲気が苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、「ちいさい島」で生きていくには、適度な距離感を保ちながらお互いを気に掛けることが、私はとても大事だと思っています。

【戦いは、台風が来る前から始まっている・・・(まだ慣れず)】

 さて、沖縄といえば台風!この時期から台風発生のニュースも少しずつ出てくると思いますが、多良間含む二次離島に住む私たちにとっても、台風は避けては通れない道。台風情報とにらめっこしながら、粛々と「作戦」を練ります。そう、「戦い」のゴングは台風が来る前にもうすでに鳴っているのです・・・・。

 台風が来ると最も打撃を受けるのが、飛行機・フェリーなどといった輸送手段。特にフェリーは、二次離島への物資の大半を輸送する大切なライフライン。そして、台風通過中、通過後も、フェリーがしばらく欠航となることも日常茶飯事!私たちの生活物資を運んでくれるフェリーが欠航・・・となると、さぁもう皆様お分かりになりますね??

 「スーパーの棚が、ほとんどカラ」

 そうなんです。フェリーの欠航を見越して、島民の皆様が買いだめをするわけです。特に食料品は死活問題なので、出足が遅れると悲惨です…。台風通過中は高確率で停電するので、電気がなくても調理できる保存食やスナックなどからどんどん先になくなっていきます。

多良間に来て最初の台風の時には見事に出遅れて悲惨な思いをした経験から、私はここ数年、「スーパーの戦い」には参戦しておりません(笑)。Amazonなどの通信販売で事前にパスタやカレールー、ガスがあれば調理できる冷凍食品などを買いだめして台風に備える作戦に切り替えました。

 最近は、「台風のとき何が一番大変?」と聞かれると、「停電で何もすることがない時」と答えるようになりました(自然に抗うことなく寝るしかない)が、離島の食糧問題もなかなか大変です…。

台風の後には、なぜかシラサギちゃんが大量に飛来。謎です。

 今回は3つの「あるある」をお届けしましたが、多良間にはまだまだ私の知らない「あるある」が潜んでいるかもしれません・・・!是非皆様、多良間に足をお運び頂き、お時間があれがば私とご一緒に「あるある探し」を手伝ってください。ではまた次回をおたのしみに♪♪