投稿日:2025.01.08

レトロなまちを歩く-本部町営市場

コロナ禍も明け、沖縄県にはかつてのように多くの観光客が訪れています。実際に沖縄県の「沖縄県入域観光客統計概状」によると昨年令和5年度の約850万人と前年比で約147万人増加しており、数字からみても回復、増加傾向にあることが分かります。

しかし沖縄県観光には様々な課題が存在します。課題のうちの1つが交通基盤の整備です。沖縄県は日本全国で唯一鉄道が存在しない都道府県であり、観光客の移動手段はレンタカーが主流になっており、特に外国人観光客は半数以上がレンタカーを利用しています(内閣府沖縄総合事務局)。

沖縄県は車社会ということもあり、人口が集中する中南部では多くの道路が渋滞し、レンタカーでの移動となると渋滞に引っかかってしまうことも多いです。

そこで今回は週末や特定時期を除き、比較的普段は渋滞が少ない本島北部で歩きながら楽しめる観光スポットについてご紹介します!

今回私が訪れた場所は沖縄県本部町にある「本部町営市場」です。

中は観光客だけではなく、地域住民もみかけることができ沖縄らしさを感じることができます!

近くには有名な沖縄そばのお店「きしもと食堂 本店」や「新垣ぜんざい屋」など周辺にも数多くの楽しめる場所が存在しています!

市場の中は地元の雰囲気というか、とてもレトロな雰囲気を感じることができます!

今回私はBLM COFFEEさんを訪れました!

店員さんもとてもフレンドリーな方で、面白かったです!

 店員さんのお話しによると本部町営市場は現在、経営者の高齢化による跡継ぎや

耐震テストの結果待ちなどで閉まっているお店が多く、よりレトロな雰囲気になっているようです。耐震テスト終了後にはまた違った本部町営市場が見られるかもしれませんね!

(※その後、2024年9月のニュースで耐震テストの結果が報じられ、大変残念ではありますが本部町営市場を取り壊す方針になったそうです。)

最後に

 市場は多く地域住民が利用している生活空間の一つです。地域の方々に迷惑にならないような観光を心がけましょう。

名桜大学大谷ゼミ3年 平良士龍

参考文献

沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課「令和5年度 沖縄県入域観光客統計概状.

月別入域観光客数の推移(令和2年度~令和5年度)」

https://www.pref.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/026/300/r5-nendo-gaikyou2.pdf 参照日(2024年7月23日)

内閣府沖縄総合事務局「沖縄県観光の現状と課題. 外国人観光客の交通機関の利用について(令和元年度空路)」

https://www.ogb.go.jp/-/media/Files/OGB/Unyu/kankou/shinkou/2021_8_5.pdf

参照日(2024年7月23日)

琉球新報「『本部町営市場』取り壊しへ 老朽化で2~3年後めどに解体 跡地は再整備 沖縄」2024年9月3日 https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3437415.html