投稿日:2025.02.28

☆レッツチャレンジ♪多良間の美味しいものめぐり☆

 みなさまこんにちは。2月の下旬になり、多良間はぼちぼちと春の気配です。20℃を切って風がある日はまだちょっと寒いのですが、島の皆様に「今日寒いですね~」と言うと、「あっきーさんの体感温度もやっと多良間になったね~(笑)」と。まぁそれはご愛嬌ということで♪
先日、東北から来沖した友人は「いや~沖縄はさすがにあったかいね!」と言いながら半袖で出かけていましたが、さすが東北人、と妙なところで感心した次第です(笑)。

 さて、今回は・・・「多良間に来たら挑戦してね!島グルメ!」をお送りします♪あったかくなってきてお出かけの季節です!是非多良間に美味しいものをいっぱい食べにいらしてくださいね!

※島内あちこちで見かけるかわいいヤギちゃんたちも・・・(続く)

【THE 島グルメ①多良間の海の恵みがたっぷり!「多良間そば」】

皆さんの中には、沖縄のグルメといえば「沖縄そば」、「ソーキそば」というイメージがある方も多数いらっしゃるかと思います。もちろん、多良間にも「そば」があるんです!お隣宮古島の「宮古そば」とはまた一線を画す、多良間だからこそ味わえる「多良間そば」があります♪

  元々、島には飲食店はあまり多くありません。観光でいらっしゃった方はもちろん、お仕事で来島されている業者さん方からも良く、「お昼ご飯、どこで食べたらいいですか?」と聞かれます。朝食夕食であれば、食事付きの宿に泊まれば解決なのですが(もしくは夜は居酒屋)、昼食を提供しているお店が圧倒的に少ないのです。この「多良間そば」のお店が出来た時は私もとても嬉しく、以後はお昼に悩んだら頻繁に足を運ぶようになりました。
 この「多良間そば」の特徴は、「出汁(だし)」です!沖縄そばや宮古そばなどと違って、こちらのそばは、「魚介」で出汁(だし)を取っております!なぜ魚介か?と言いますと、店主の方が兼業の漁師さんなのです!なので、新鮮な多良間の魚介で出汁(だし)を取ることが出来るのです♪なんと贅沢!

※魚介出汁(だし)のそばに、多良間産の唐辛子を漬け込んだ「コーレーグース」を添えて♪

 で、気になるお味なのですが…もちろん美味しいに決まっていますよね♪たっぷりの三枚肉も添えられた「多良間そば」は、「並盛」でもボリュームたっぷり!男性のお客様は「大盛」を注文されているのをよくお見掛けしますが、それでもぺろりと平らげていらっしゃるので、やっぱり美味しいってことですよね☆多良間島産の唐辛子を漬け込んだコーレーグース(泡盛に唐辛子を漬け込んだもの)をたっぷりかけて食べるのが、辛党の私のお決まりコースです。
 ちなみに、そばにはコーヒーセットを付けることもでき、「少しゆっくりご飯が食べたいなぁ」という時など、コーヒーを飲みながらさわさわと揺れるサトウキビを眺めながら時間を過ごす…とっても贅沢な時間です。
 多良間でお昼に困ったら、まずはココ!店主のご夫妻もとても気さくでお話も弾みます♪あっきーの一押し「多良間グルメ」です!

【THE 島グルメ②多良間と言えばの黒糖!からの…】

 多良間は黒糖の生産量が全国1位の黒糖の島でもあります!せっかく多良間に来たからには何か、黒糖を使ったグルメを食したい!とお考えの方に朗報です♪
 先のコラムでもチラッとご紹介はしたのですが、多良間村の観光協会が入っている、多良間にしては派手目な(笑)建物、「すまむぬたらま」にレッツゴーです!建物の壁画は沖縄で有名な歌手「ディアマンテス」のアルベルト城間さんが描いてくださったもので、こちらも一見の価値ありありですよ♪

※アルベルト城間さんが描いてくださった壁画。多良間のキャラクター「たらぴん」が可愛い♪

 何度かご紹介しているのでご存じの方も多いかと思いますが、こちらの施設ではイートインが出来るコワーキングスペースがあり、休憩や食事にもぴったりの場所となっております。私も今このコラムをここで書いているのですが、Wi-Fiもサクサクで電源の提供もあり、お仕事をするにもとても居心地の良い環境となっています♪

 すまむぬたらまには、イートインスペース以外にもお土産コーナーがあり、ここでも多良間の特産品を買うことが出来ます。島内の事業者さん方が商品開発を頑張って頂いていて、続々と「多良間産」の特産品が店頭に並んでいます!もちろん黒糖を使った商品も!私の個人的な一押しは「たらまんぼー」と「黒糖バウムクーヘン」です。島外の知人の中には、多良間の黒糖を煮詰めてできた「黒糖蜜」を長年愛用してくれている方もいらっしゃいます♪

※黒糖蜜と黒糖バウムクーヘン、どちらも大人気商品です♪

※黒糖商品の数々、目移りしてしまいそうです♪

 そして、黒糖を使った料理を味わってみたい!という方にお勧めなのがこちらのコース!!
「多良間島黒糖カレー&黒蜜コーヒー」のセットメニューです!ドリンクはカレーとセットで割引になるので、一緒に頼まないと損ですよ♪
 私は、日ごろの野菜不足が気になるので「黒糖野菜カレー」を毎回オーダーしますが、お肉がゴロッと入っているチキンカレーもなかなか美味で、たまに迷います(笑)。

※いろどりも美しい「黒糖野菜カレー」。他に「チキンカレー」「プレーン(具なし)」もあります!

 お味の方は、多良間黒糖の甘みをしっかりと感じることが出来るやさしい口当たり。辛すぎず甘すぎず、ほんのりとした黒糖の香りがふわっと香ります。結構、量が多いように見えるのですが、食べやすさもあり、小食気味の私でもぺろっと平らげてしまいます♪添えられた「黒蜜コーヒー」もまた、カレーとの相性抜群、カレーの味を邪魔しない演出が憎いです(笑)。
 今日も、コラム執筆中のお昼ご飯に食して大満足♪ごちそうさまでした!

【THE 島グルメ③上級者向け?ヤギ汁に牛汁】

 読者の皆様の中には、多良間には行ったことがあって、そばもカレーも食べたことがあるよ!という強者(つわもの)もいらっしゃるかもしれません。そんな方のためにとっておきを…多良間は黒糖の島であると同時に「畜産の島」でもあります。人口約1,000人に対して、ヤギは600頭、牛に至っては3,000頭とも言われています(人口の3倍の牛さんがいる!)。究極の多良間グルメ、それは、「ヤギ汁」「牛汁」だと私は思っております!

※お土産用にも販売中♪お気に召したら是非!

 多良間では、「ヤギ料理」をことあるたびに食するのですが、皆様ご想像の通り、やはり多少クセがあり(北海道で言うジンギスカンのイメージです)、多良間島民の方でも「ヤギ汁は苦手~」とおっしゃる方は多数いらっしゃいます。かくいう私も、こんなコラムを書いておきながら、ヤギ汁は食べることが出来ません(泣)。煮込むと、ヤギ特有のクセ(匂い)が顕著に出るため苦手なのですが、不思議と「ヤギ刺し(馬刺しのイメージ)」は大好物です♪

 たらま島一周マラソン大会のお昼ご飯やピンダアース大会の炊き出しでも、「ヤギ汁(またはヤギそば)」がふるまわれることが多いのですが、前述の「ヤギ刺し」は、調理に手間がかかるのもあってか、島内のお祝い事でしかあまりお目にかかりません。観光の皆様が食する機会が多いのは、もっぱら「ヤギ汁」かなと思います。

※多良間で育った牛さんは、島外の牛飼いさんのもとへと。偶数月に行われる「牛セリ」は活気で満ちています。

ちなみに、島外の方が多く参加されるイベントでは必ず、「ヤギ汁」と「牛汁」が選べるようになっております(私のように苦手な方もいらっしゃるので)。「牛汁」はヤギ汁と比べて割と食べやすく、私もお気に入りの一品です♪いきなりヤギ汁はちょっとハードルが高いな…と思われる方は、牛汁からお試しするのも良いと思います。

 私が多良間に来たばかりの頃、「せっかく多良間に来たのだから、ヤギ汁に挑戦したい!」と、地域おこし協力隊の先輩に相談したところ、パウチ(レトルト)のヤギ汁が割と食べやすくてお勧めだよ~と言われて購入。家で温めて食べてみたところ、どうしても独特の「匂い」が気になってしまって完食することが出来ませんでした(泣)。困り果ててまた先輩に相談。「カレーのルーを入れてカレー風味にしてみたら食べやすいよ!」と(レトルトのヤギ汁はみそ仕立て)。
 
早速、アドバイス通りにカレールーを入れて煮込み、実食。
 ・・・・・・うん。 ・・・・・・・私には、ヤギ汁は合わないかなぁ・・・。

 ちなみに、先輩は内地出身ですがヤギ汁が大好き。ナイチャー・しまんちゅに関わらず、好きな人は好き、苦手な人は苦手、ということだと思います。皆様も無理なく楽しんでください♪

※私は、ヤギちゃん「愛でる派」です♪島内あちこちに愛らしい姿が★

 さて、今回ご紹介した中から、皆様のご興味を引く「グルメ」は見つかりましたでしょうか?せっかく離島に行くなら「離島らしい」ものを食べたいと思いますよね!、ヤギ汁は少しハードルが高い方もいらっしゃると思いますが、是非、沖縄本島や他の離島にはない「多良間グルメ」を楽しみに、遊びに来ていただけると嬉しいです♪