地域ツーリズムとしての沖縄観光　－北部地域にフォーカスして－

はじめに

　今回私がこの記事を書こうと考えた理由としては、多くの観光スポットが集中している那覇市、アメリカの雰囲気を感じることができる北谷町、そして高級ホテルが立ち並ぶ恩納村など以外にも、沖縄にはもっと観光客を惹きつけることができる可能性を秘めた地域があると思ったからです。その解決策として地域ツーリズムを提案します。それぞれの地域特性を生かした地域ツーリズムに取り組むことで、地域振興や地域内の観光に取り組む意識の向上、新たな観光の形の発見、オーバーツーリズムの解消など多くの課題解決や沖縄観光の更なる発展が望めるのではないかと考えています。

沖縄観光にも課題と様々な解決策が

　沖縄観光の課題は上記で述べたことに加えて沖縄県も計画で取り組んできたように観光客の宿泊日数を増加させることも全体の課題です。そこで私はこれらの課題を解決する一つの考え方として、地域を楽しむことができ、更にもう1泊するというイメージでのツアープランを提案したいと思います。その前に、ここでの地域ツーリズムとは地域内で地元の住民が協力し、理解の上で観光者と交流する形のものを指します。
　それでは今回紹介させていただくのは、沖縄県国頭村にある宿泊施設「オクマプライベートビーチ&リゾート」と同村にある「辺土名大通り商店街」です。

おすすめのプラン

　私が提案するプランは、沖縄県をたくさん楽しみはっちゃけた後は、心を落ち着かせるためにリゾートホテルで宿泊し、レトロで静かな田舎町のような場所で沖縄の雰囲気を楽しむことができる辺土名大通り商店街を探索することです。
　リゾートホテルのひとつ、オクマプライベートビーチはコテージやヴィラタイプの客室を完備しており、目の前には海と白い砂の天然ビーチが約1㎞に渡って広がっています。また海の透明度はかなり高く、夕方には綺麗なサンセットも見ることができます。
　辺土名大通り商店街は、沖縄感溢れるレトロな町で、ひと昔戻ったと感じさせられるような街です。青果店や鮮魚店、精肉店もあれば、居酒屋やスナック、喫茶店、食堂もあります。そして近くには辺土名ビーチがあり、晴れていれば絶景です。かなりきれいな海でエメラルドグリーンが広がります。

現地の方のお話

　辺土名大通り商店街の関係者にインタビューを行うと、実際リゾートホテルの宿泊者や若い方、ファミリーも多く、最近オープンしたお店はSNSを活用しています。それを見て訪れる観光客も多く、時代の流れにあった戦略が効果的であると言えます。またリゾートホテルの一つ、オクマリゾートビーチホテルではホテルから辺土名大通り商店街までのトゥクトゥクを利用した送迎も人気の様です。これからもこのようなSNSでの発信や宿泊施設との関係を強化していけば、今より多くの観光客を誘致できるのではないかと思います。

最後に

　私も正直に言うと辺土名大通り商店街をあまり知らなかったのですが、訪れて調べていくうちにとても魅力ある街であると思い、この記事作成を決めました。私自身辺土名大通り商店街のような静かで落ち着いた場所に魅力を感じたり訪れたいという気持ちを持ったりするので、かなり楽しく取材活動ができました。私の家族や友人にもこの記事を見てもらい、より深く紹介したいなと感じました。

名桜大学　観光産業専攻 大谷ゼミ
沖縄観光に関するミニ意見・アイディア
名桜大学４年次大谷ゼミ　西村守生

参考サイト
・辺土名大通り商店街　http://hentonaoodoori.com/