15の春
3月は別れの季節。
北大東島の北大東小中学校でも卒業式が行われました。
北大東島には高校がありません。
中学3年生は卒業と同時に高校進学の為、生まれ育ったこの島を離れ沖縄本島へ旅立ちます。
これが俗に言う『15の春』
こうした事情もあり、島ではこれから旅立つ卒業生を盛大にお祝いします。
卒業式終了後、島民が卒業生の各家を回り卒業を祝います。
島民が島を離れる子供達に激励の言葉をかけたり、また、子供達も親や地域の方々へ感謝の気持ちを伝えたりする光景があちこちで見られます。
北大東島では地域が子供達を見守り育てています。
そんな良い風習が今も変わらずに残っています。
私も卒業生、親御さん、親戚の方々をお祝いする為に卒業生6名のお家にお邪魔しました。
島のお祝いはごちそうが凄いんです。
美味しく頂きました。
どのお宅にもたくさんの島民がお祝いに駆けつけ盛り上がっていました。
楽しくて少し寂しいお祝いの宴は夜遅くまで続きました。
筆者:大城勇太(北大東村)