クールビズにぴったりかりゆしウェアの季節到来!
「かりゆしウェア」は、沖縄で作られ、色や柄、素材で沖縄らしさを表現した服で、シャツの裾を出して着用する「シャツアウト」スタイルが特徴です。着心地がよく、日本の暑い夏を快適に過ごすのに適しており、毎年6月の最初の閣議には、クールビズの一例として、全閣僚がかりゆしウェアを着用する恒例の「かりゆし閣議」が開催されています。
[写:かりゆしウェアで閣議に臨む閣僚の様子(平成30年6月1日)]かりゆしウェアって決まりあるの?
さて、そんな「かりゆしウェア」ですが、その語源は沖縄の言葉で「めでたいこと」、「縁起のよいこと」の「かりゆし(嘉例吉)」が元になっています。そして「かりゆしウェア」の定義としては、「 沖縄県産品であること(沖縄県内で縫製していること)」と「 沖縄らしさを表現したもの(色・柄や素材で表現)」が条件となっているということです。
その歴史を振り返ると、昭和45年から販売された「おきなわシャツ」に起源が求められます。(※シャツとしての「かりゆし」は、沖縄県衣類縫製品工業組合の登録商標です)その後、「トロピカルウェア」など様々な名称で販売されましたが、平成12年に開催された九州・沖縄サミットに向け「かりゆしウェア」に名称が統一し、同サミットで各国首脳が着用したことで、以後急速に普及したといいます。
かりゆしウェアの着こなし
「かりゆしウェア」はフォーマル、インフォーマルを問わず、裾はズボンの外に出して着るのが一般的です。ビジネスシーンでは、男性はスーツのスラックスに、通常のビジネスシューズが一般的で、女性は通常のシャツやブラウスと同様に着ます。
また「クールビズ」の一例として、かりゆしウェアは認められていて、沖縄県では、通年の着用を奨励していて、ビジネスだけでなく、葬儀や結婚式などの公式の場や私立学校の制服など多様なシーンで着用されています。
またデザインとしては、
伝統工芸の織物を模した柄や、ブーゲンビリア、ヤシ、ヤンバルクイナ等の動植物、歴史や文化等をモチーフにした柄があります。また、「月桃(げっとう)混」「サンゴ混」等の沖縄の生地素材や高瀬貝のボタンなど、沖縄らしい素材を使った多様な「かりゆしウェア」も最近は作られているということです。
男女共同参画局 かりゆしの日について
内閣府沖縄担当部局では、内閣の重要政策の一つとして、沖縄の抱えている歴史的、地理的、社会的な特殊事情に鑑み、様々な沖縄振興策を実施しています。現在、その一環として夏場におけるかりゆしの普及を推進しているところ、男女共同参画局としても同取組に賛同し、「男女共同参画局 かりゆしの日」を設け、局員のかりゆしの着用を推奨しています。
【関連リンク】
沖縄県衣類縫製品工業組合
http://www.kariyushi-okinawa.com/
沖縄県商工労働部ものづくり振興課
http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/shoko/shoko/kogyo/18500.html
わしたショップ
http://www.washita.co.jp/index.html
環境省
http://www.env.go.jp/