海と空に囲まれて、日本最西端の与那国馬が暮らす場所
朝日が登る東崎(あがりざき)。その先っぽにある東の灯台から崖下の青い海まで広がる緑の草地に、与那国馬の群れが暮らしています。
与那国馬は現存する日本古来の在来馬八種のうちのひとつ。昔から島の暮らしには欠かせない存在でした。ここ東崎の東牧場と空港そばの北牧場には、与那国馬の群れがほぼ野生に近いかたちで暮らしています。(よく旅する方に間違われるのですが、南牧場にいるすこし大型の馬は与那国馬ではありません。)
島をぐるっと巡る県道は東崎も通ります。だから、ふつうに車で走っていると仔馬たちの遊んでいる風景に遭遇、なんていうことが日常にあるのが与那国島。毎年、早ければ一月頃から仔馬が生まれるので、「今年はどうかなあ、あ、いたいた!」と、その成長を見守るのが楽しみです。
記者:クユ(与那国町)