【名桜大学レポート】沖縄を支える水源、福地ダムで心も体もリフレッシュ!
沖縄を支える水源、福地ダムで心も体もリフレッシュ!
「ニューノーマル」における沖縄観光を考える-沖縄ダムツーリズム-
【名桜大学】大谷研究室におけるダムツーリズム記事作成の前提や基本方針
福地ダムは、沖縄県北部地域の東村に位置するダムです。県内最大の貯水池を保持しており、ダムの入り口から大きなダム湖が広がりワクワク感を高めてくれます。険しい道を抜けた先にある広大なダムの貯水池にゼミ生からは「うぉ~」という歓喜の声が上がりました!
貯水池では、カヌーや遊覧船をはじめとするアクティビティの体験が可能です。カヌーの所要時間は1時間半、遊覧船は1回90分で、10時、13時、15時の一日三回行われており、利用者が5名以上で運行となっています。福地ダムは、トイレや道、駐車場が整備されていてきれいなので、安心して楽しむことができます。
ほかにも、周辺施設にはバギーやZIPラインを体験できる「どきどきやんばるアドベンチャー」や、プロジェクトアドベンチャー、カヌー、ゴルフを体験でき、かつバンガローに宿泊することができる「つつじエコパーク」、キャンプやアクティビティが楽しめる「福地川海浜公園」などがあります。
福地ダムから車で約10分のところにある「やんばるアドベンチャーフィールドワーク」にてバギー体験を行いました。ヤンバルの森の中を走り抜けるのはスリル満点でした。施設にて洋服や長靴の貸し出しがあるので、思い切り楽しみましょう♪
また福地ダムは、米陸軍工兵隊により昭和44年から着工されましたが、昭和47年の沖縄の本土復帰に伴い、日本政府に継承されたというユニークな歴史を持っています。ダムの駐車場近くに「日米継承記念碑」があるので、チェックしてみてください。
ダムの下流近くにある「東村立大和水の生活博物館」において、ダムが建設される前の福地川の様子が写真で紹介されています。地元住民は、福地川でヤンバル大うなぎやリュウキュウアユを捕って食料にしていた歴史があります。現在でも川には魚がたくさん泳いでおり、リュウキュウアユの復元にも力をいれているそうです。運が良ければ、放流によって流れ落ちるヤンバル大ウナギを見ることができるカモ!?
また、ダムは意外と写真映えするので、素敵な写真を撮ってみてはいかがですか♪
私たちがおすすめする写真スポットは、入口付近のダム湖や、下流洪水吐を見上げるアングルです。巨大なダムを背景にポーズを決めれば映えること間違いなしです!
福地ダムは(約91.7mもある)巨大な下流洪水吐のほかにも、ダムの水を太平洋に放流する「サイフォン式洪水吐」という珍しい構造を取っています。ダムへの興味が薄かった私たちも、初めて見る光景にとても興奮しました!福地ダムから県道70号線を北上したところにあります。是非一度訪れてみてください。
所在地:沖縄県国頭郡東村川田中上原
アクセス:高速道路許田ICより車で約60分/名護バスターミナルより路線バスで約100分
オススメ時間帯:日中
駐車場:有(100台程度)
トイレ:有
ダム形式:ロックフィルダム
目的:洪水調節・流水の正常な機能の維持・都市用水
堤高:91.7m
イベント:福地ダム自然体験会(8月)
■筆者(2021年1月中旬作成)
名桜大学国際学群観光産業専攻大谷ゼミ3年次
伊野波敦美・幸地萌夏・護得久理彩